エモーショナル片手に踊りたい夜もある

生活をがんばるOLの備忘録

5/27 でかぷっしゅ!!@下北沢ミネルヴァ

 真空ジェシカファンの後輩にお誘いいただいてはじめて行ってきたよでかぷっしゅ。真空ジェシカも楽しみだったし、三者三様で見に行く空気階段も出るとのことでたのしみにしていました。想像以上の満員具合で全体の圧がすごかった(MCの空気階段のおふたりもお客さんの圧すごいとしきりに仰っていた)。
 出演芸人登場~の掛け声でぞろぞろと舞台にでてくるみなさんたち。代打のモンローズ・宮本さんが意気揚々と舞台に出てきたのですが、代打の皆さんは後から紹介された際に登場予定だったらしく「なんでおまえでてきてるの????」って総じて言われててちょっとかわいそうでした しかしおもしろかった

 ネタ感想は特に好きだった3本でだらだらお送りします。(タイトルは勝手につけてます)


真空ジェシカ「美水」(1本目)
 暗転明けたら川北さんがすでセンターマイクの前にいてめちゃくちゃびびる 少し遅れてガクさんが小走りで袖から出てきたのですが、あらかじめこういう出方にしようと決まっていたのか・川北さん独断で先に立っていたのかぜんぜん判別がつかなかった…。前者でも後者でもおもしろいけどなんかこわい。こわいけどおもしろい。私は「こわい」「おもしろい」の距離が近いお笑い見ると思わず背筋が伸びるので、伸びました。(報告)

 漫才の内容をざっくり言うと、「きれいな言葉をかけた植物と、汚い言葉をかけた植物では育ち方が違う。水もそうなるかと思ってやってみた」という内容で、ひたすら川北さんが一方の水にきれいな言葉を、一方の水は完全に無視する、しまいにはきれいな水に名前をつけてめちゃくちゃ愛でていく…っていう流れだったんですが(これ実際見ててもこわかったんですけど文字にしてもやっぱりこわいな)世にも奇妙すぎる内容でした。(水の名前が「美」しいに「水」で「美水(みみ)」だったので勝手につけた漫才名はここからきてます)
 水に心酔していく川北さんの様をガクさんが怯えながら話を聞いてて、最終的にその美水とガクさんに繋がりが生じるんですけど、ここが「こわい」「おもしろい」の頂点でした。すごかった。こわいしめちゃくちゃおもしろかった。世にも奇妙な物語ショートショートで映像化できるんじゃないかと思った。
 川北さんの佇まいって謎、というより世にも奇妙感(不穏感とか空洞感)があると思っていて、俗世から完全にではなく少しだけずれているように思わせるのがすごいなと…。べつに思わせようっていう意識もなさそうですが なさそうなのがこわい 天性なんだろうなあ。
 お笑いに限らずコンビって「天才型」と「努力型」で成り立ってるっていうじゃないですか。なんかどこかに聞いたことあるんですけど…出典どこだろ で、その法則だと真空ジェシカは川北さんが天才型・ガクさんが努力型なのかな?となんとなく。あまりネタ本数見慣れてないのでふわっとした所感なんですけど まちがってたら画面の前で私をぶん殴っといてください
 その努力型と天才型のバランスさが、なんといいますか…うーん 「○○っぽい」っていう言葉で表すのはよくない、というか 思考停止のようで使わないほうがいいんだろうなと思うんですが…おもうのですが…いかんせん独自の言葉が見つからないので使わせていただくと、ラーメンズっぽい(ATOMあたりかなたぶん)なあ、と。個人的に。ラーメンズっぽいからすばらしいとか言いたいわけではないことは強く主張したい。
 で、私が努力型のように思うガクさん。ガクさんも結構な世にも奇妙感纏ってるなあと感じるんですが、同時にぼのぼのの汗マークがいつも飛んでいるイメージもある。↓こんなかんじ。
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 このイメージも混ざってコミカル感になるので、不穏感・空洞感のある川北さんと並ぶとバランスが良くなるのかなと…。真空ジェシカ立ち姿のバランス良いですよね。
 こう見ると川北さんシマリスくんぽさあるな なんかシマリスくんも意思があるのかよく分からない空洞感を覚えるので、そこに似通ったものを感じる 真空ジェシカぼのぼのなのか?(?)

 なぜか横たわっている不穏な空気の中に、本来は相反するであろうコミカル感がうまく乗っているネタだな、という印象でした。おもしろいのになぜかこわい。こわいけどおもしろい。2本目も良かったけど個人的にはこの1本目がすごく好きでした。また見たいな~


空気階段「未来からの自分」(1本目)
 私空気階段どこで知ったんだっけな…と思い返したら昨年の年末あらびき団SPでした。かが屋とおなじ…あらびき団すごいな すごいんですよ すごい
 コントの内容は「合コンに向かうかたまりさんが服を着てでかけようとすると未来の自分が会いにくる」という内容で、この未来のかたまりさんをもぐらさんが演じているわけですが、これがもうめちゃくちゃおもしろかった。すんごい。会場揺れてなかった?気のせいですか?いや揺れてた。すごかった…
 どうしたってもぐらさんのフォルム(この言い方で合っているのか)が口ひげたくわえてふくよなものだから、どんな服を着ても出てくるもぐらさんの姿を見て、かたまりさんが「なに着てもおれは将来デブでヒゲなのか…」とつぶやくので笑いが抑えきれなかった。なにをきてももぐらさんになるかたまりさん…
 「クローゼット」でお馴染みの妖精(?)さん風な将来のかたまりさん(演:もぐらさん)も出てきたので、クローゼット出の私はもうたまらんかったです。たまらん。あのキャラ最強すぎませんか…コントキャラとして強すぎる………

 このコントは『三者三様』でも披露されたのですが、オチが違ったりやりとりが違ったりで三者三様版もめちゃくちゃおもしろかったです。同じネタでもニュアンスとかオチが違う場面に遭遇すると、ああお笑いって生きてるなあって思うね。おもしろかったなあ…ほんと…空気階段のあのなんともいえないカオス感すごく良いなあと思う。「空気階段」っていうコンビ名の印象はなんとなく透明に近い灰色っぽく感じるのに、コント自体は毒々しいサイケデリックな色で作られてるように感じるから、その相反する色味にどうしようもなく惹きつけられるなと。いつも思う。
 そして全然吉本っぽさを感じないのだけどあれなんでなんだろう。よしもと所属でめちゃくちゃびびった


ファイヤーサンダー「野球部と不良」(2本目)
 ファイヤーサンダーはたぶんこれで3回目だったかな?たぶん。関西人であることが慣れない芸人部門第一位のコンビだなあと常々思います。関西弁にびっくりする。かが屋の加賀さんか賀屋さんどっちだったかな~~~どこかで「ファイヤーサンダーは関西弁でオシャレなコントを作る。コント自体おもしろいのに関西弁っていうのが乗っかってよりおもしろい」みたいなことを仰ってた…覚えが…三者三様で…ちがったらほんと誰か殴ってください(二回目)

 コント内容は「甲子園を目指す弱小野球部とそれをおちょくる不良同級生」で、野球部員(藤田さん)が「甲子園行ったるからな!」と意気込むのに対し、不良(﨑山さん)が「お前らが甲子園行ったら裸でマラソンしてやるよw」と返してバチバチな筈が、野球部が練習する横でなぜか不良が裸でマラソンに向けた練習等をしている…っていう最終的にハートフルオチなコントでした。次第に不良の煽りがもはや応援の裏返しのようになっていく過程がめちゃくちゃ良かった…。

 ファイヤーサンダーを初めて見たのがたしかツギクル芸人だったんですけど、正直その時はあまりおもしろいとは思っていなくて。でも平成の終焉(ナベプロ芸人対他事務所芸人ライブ)のときに見たときはめちゃくちゃ面白くて、対戦相手のかが屋と甲乙つけがたかったんですね。で、今回のでかぷっしゅ!!ももちろん面白くて。一回きりで判別つけられないもんだな…としみじみ思わせてくれたコンビでした。お笑いほんと生きてるな…


企画(ドリフの替え歌)
 2019年上半期お笑いライブ企画部門堂々第一位を飾る内容でした。これ文字にするのめちゃくちゃむずかしいので映像を流してほしい 泣くぐらいおもしろかった…落ち込んだときに繰り返し見たいぐらいおもしろかった…
 ドリフの大爆笑のオープニング曲を出されたお題で即興替え歌をする内容で、コンビ2組ずつ=計4人でワンフレーズ起承転結繋げてく…っていう流れだったんですが、なぜかきしたかのさんだけきしたかのチームとしてふたりでこなすことに。なんでだ。おもしろかった。
 最初の登場シーン(横一列並んで前に出てくる)から再現で始めてたんですけど、何度やってもかたまりさんの動きがぎこちなくて会場大爆笑。あれ写真だけでも撮っておけば…よかった…すごかった。運動神経云々とかではない気がするあの堅苦しさ…


 こんなに面白いユニットライブがあったんだなあとしみじみしました。誘ってくれた後輩には大感謝しかない~~ありがとうありがとう……彼女が好きな真空ジェシカはやっぱり面白かった。この日残念ながら見られなかった芸人さんもいたので、またぜひ見に行きたいなあと思います~いやほんと企画もおもしろかった…。果たして年間一位になるのかな。年末振り返るのたのしみです。