エモーショナル片手に踊りたい夜もある

生活をがんばるOLの備忘録

息を止め祈りを込める5分間 栄光にその手が触れるとき

2019/6/24(月)THE VERY BEST OF CONTE(座・高円寺2)
【出演】フランスピアノ/Gパンパンダ/パーパーかが屋日本エレキテル連合/マツモトクラブ/ルシファー吉岡ジンカーズ/犬の心/うしろシティハナコ
【ゲスト漫才師】ストレッチーズ/コマンダンテ/ランジャタイ

 この日めちゃくちゃ心が荒んでいてここは東京砂漠ですか?っていうくらいだったんですけど、THE VERY BEST OF CONTEがあったおかげで一日の締めくくりが穏やかなものになりました。お笑いっていいな。思わずアゲインのライブタイトルを引用。でもほんとうに良かった。
 漫才師3組含めた14組のコントで2時間。K-PROライブ行き始めてから半年も経ってないですけど、K-PROは ほんとうに いいなあ… とめちゃくちゃしみじみ思いました。もっと吉本松竹の芸人さんも出られるといいのにね。件の闇営業は大変よろしくないことだけれど、活躍の場をもっと自社芸人に与えたらいいのにな…………と常々思っている。吉本は中堅クラスだと劇場あるんだろうけど若手の子は悪循環だろうなと。松竹に関しては自分とこの劇場の取り扱いがすごいな
 話が逸れました。もはや話が逸れるのは枕ですか。違います。

オープニング
 オープニングMCはうしろシティ・犬の心・ジンカーズの3組。すごい安定感。犬の心は東京シュール5が大好きだった友人がいたので、勝手にエモーショナルな気持ちを抱えて見てました。東京シュール5って今どんな活動してるんだろうと思ったら2015年で止まってるみたいで(ウィキ大先生参照)。犬の心、東京吉本の若手芸人だったイメージが強かったので、もうおふたりが40越えてることに驚きました。そりゃ私もOLになってるわけだわ 学生に戻りたい
 犬の心はケープロライブ久しぶり?な話から話題は闇営業に(oh…)松竹芸能も事務所を通した正規営業の配分抜かれ具合がすごいらしい。取り分話がオープニングに出ているライブとは 最近の芸人さんトークライブにおいて闇営業及び事務所との配分話題がトレンドなんだろうな…まあ笑うよね…ちなみにジンカーズはフリーなため、「なんでも光営業です」とのこと。光営業。強さを感じる
 次いで各3組それぞれ新潟出身の芸人がいるね~という話に。(うしろ:金子さん/犬の心:押見さん/ジンカーズ:樋口さん)金子さんの「新潟は天気が基本わるくてね、曇り気味でも快晴って言うぐらいなんですよ」「だから県民みんな暗い」に対して頷く押見さんと樋口さん。ご本人たちの新潟偏見すごすぎる。そして新潟県の光の部分は小林幸子さんがすべて受け持っているそう。根拠のない説すぎる 水曜日のダウンタウンでやる…????田中角栄氏は一番闇の部分にいるみたいです。新潟県には光(小林幸子)と闇(田中角栄)がいる。そしてお三人は「どちらかというと角栄寄り」闇。闇のはなしばっかだな

 ネタ感想(という名の殴り書きメモ)は香盤順に。コント内容のネタバレオチ回避配慮は全くしてません。かが屋以外のネタタイトルは勝手につけてます。めんご。(軽い)

フランスピアノ「ハイジャック」
 舞台は飛行機内で、なかがわさんは乗客。山本さんはハイジャック犯。意気揚々とハイジャック犯が「ハイジャックだ!」と銃を持って叫ぶものの、なかがわさん以外の乗客全員にガン無視される…な展開。
 個人的に見ていてストレスない展開だな~~と思っていました。突拍子もない設定以外だと説明セリフが多すぎて中だるみ傾向になりがちだな…と個人的に思っているので、フランスピアノの軽やかさはすごく良かった。コントライブ1本目のネタとして良いなあ。ハイジャック犯が(ハイジャックっていう発音自体わるいのか…?)と思って言い直すとこがめちゃくちゃ好きでした…途中からだんだんかわいく見えてくるハイジャック犯。
 フランスピアノ見たのたぶん3、4回目くらい?なんですけど、毎回思うのはなかがわさんの声めっちゃ良い声だな…っていう…すごい伸びやかで軽やかな声色の印象。音の揺らぎが最小限で雑感がないな、と。舞台映えする声なのかな。

Gパンパンダ「お笑いファンの妻」
 暗転中に見えた星野さんのカツラでもうあのコントだと直感して、且つキングオブコント予選1回戦が開催されたこの日(6/24)にこれ持ってくるか…!ともう明転前からいろいろクライマックスでした(私が)。
 キングオブコント決勝の観覧が当たった妻・ユミさん(星野さん)とその旦那(一平さん)の会話劇が主軸のコントなんですけど、この星野さん扮する妻が絶妙なお笑いファンでね…………K-PROライブを見にきているようなファン層を具現化したような。ファンを具現化ってなんだ。いやでもほんとに、いま客席に座っている自分の隣、はたまた後ろ、前、どこかに座っていそうな気がするんだよな…ユミさん…メモしてるタイプだろうな 写真は撮らなさそう。推し事務所おしえてほしい
 お笑いファンであるがゆえに、“芸人さんにとって大事な賞レースの大舞台(決勝)”をどういう心持で見ればいいのか…と苦悩する姿が、見ていて面白いけどきっと自分も葛藤するだろうとファン側に思わせる内容でした。そしてその苦悩に対して優しく寄り添ってはくれるんだけど、ひょいひょいとユミさんの逆鱗に触れる旦那さん(一平さん)がまた微笑ましい。「おれの同僚のほうがそこらへんの芸人よりおもしろいよ~~」って言う人いますよね。悪気のわの字もなく。そこらへんがめちゃくちゃリアルだった。
 芸人・星野光樹としての叫びだとか、お笑いファンとしての星野さんの願いだとかが詰まったコントだな、と勝手ながら感じたコントでした。

パーパー「2年記念日」
 このふたりが作る絶妙にはまらないパズルのような男女の空気感は唯一無二だなと…星野さん(星野続きだ)の独特な言葉の羅列で形成されるあの丁寧な言い回しなんなんだろう ほんとなんなんだろう 語感が独特すぎる いいなあ
 コント内容は付き合って2年記念日を迎えたカップルの急激な別れ話でした。えりちゃん(あいなぷぅちゃん)とケンジくん(星野さん)が付き合って2年記念日を祝っていて、これからもよろしくねーーとなるはずだった。はずだったんだよな………
 日付変わって記念日が終わった瞬間にえりちゃんから別れを切り出されるケンジくん。大混乱。「2年契約なの」と言い出すえりちゃんに対して「スマホだったの?」(ケンジくん)もう笑うしかないだろこのやりとり スマホ彼女 ちなみにこのあとスマホ彼女から進化します。
 終盤ケンジくんのセリフが立て続くんですが、ここで星野さんがセリフを噛む。言い間違える。言葉が大渋滞し始めキングオブコント2017決勝が見事に再現されてしまうという。この日はキングオブコント2019予選1回戦の日……なんだろうこの運命感 もってるな(?)大渋滞を起こしたケンジくんは完全に星野さんになり、袖で待機していたり見ているであろう芸人仲間に向かって「キングオブコントでは!!きをつけて!!!!」と捨て身の注意を振りかざしておられました。もうめちゃくちゃ笑うしかない。その後どうにか整えて、一言一言セリフを言い始めてたんですけど、あいなぷぅちゃんはそんな星野さんの一言一言を、笑いながら「うん、うん」と最後のセリフまで相槌打ってたのが印象的でした。かわいかったな……すごいほっこりした……あの時だけはふたりとも「えりちゃんケンジくん」ではなく「あいなぷぅちゃん星野さん」だったんだけれど、それがまた良かったです。事故が起こった故に生じた笑いを見られるのってライブならではの醍醐味じゃないですか。二度とないその瞬間の笑いを味わえる特別感は、いつ味わっても至高だなと常々思います。生の良さはお笑いに限らず音楽も演劇もだけど。みんなライブ会場と劇場に行こう!(?)

かが屋「ランチ」
 なぜ唯一コントタイトルが分かるのかと言うと単独でおろしていたコントだからです。単独でおろしていたコントだからです。大事なことは二度も三度も何度も言うよ。なぜならサビだから!!!!!(うるせえ)
 どのネタかな~とわくわくしていたら単独ライブのネタでした………「ランチ」は単独ライブ以外でおろしたネタ、「市役所」「親友」に続いて3本目になるのかな。「市役所」「親友」以外もおろしていたらおしえてください くやしくて私が泣きます どうだアラサーOLが悔しくて泣く姿すごいだろ 目をそらしたくなるだろ やめよう。
 コントは残り1個のパンをとっておいた賀屋さんのところに空腹で死にそうな加賀さんがやってきて、「何か食べるものない?」と聞かれるけどそのとっておいたパンをあげるかどうか迷う…っていう内容で、空腹の友人を助けてあげたいけどパンはあげたくない、でもどうにかしてあげたい、の狭間で苦しむ賀屋さんの姿と、自分のために必死になってくれる友人にこぼれんばかりの感謝と恐縮を表現する加賀さんの姿の対比がめちゃくちゃ良くて。その感謝と恐縮に良心が痛んでいる賀屋さんの姿もまた重ねて良いんですよ………… 個人的にガムのくだりがめちゃくちゃ好きです。「ガムってたべると味すごいするのに匂いぜんぜんないんだ」って感動する加賀さん。飢餓具合がドチャクソ伝わりまくる。
 たしかこれオチ単独のときと違ったんですよね。しかも言い回しちょこっと変えるとかじゃなくて結構内容が違ってた。それもすごい良かったなあ。
 単独のネタを別現場で見られたときの感動と感激は、新ネタを見られたときとはまた違ったものだなと遭遇させてもらえるたびに思っていて。感動と感激の中にほっこりと言うかなんというか、会いたいな~と思ってた人とばったり会えたり連絡が向こうからきたときのあの必然運命感が入ってくるなあと。なに言ってんだって思いますか。ちょっと私もよくわからなくなってきました。なんかこう とにかくうれしいっていう…うれしい。うれしい。おもしろかったしうれしい。語彙が急激に死にましたね。
 いやーほんと見られて良かった。かが屋のあの空気感がめちゃくちゃ好きだなと。改めて思いました。

日本エレキテル連合「かわいそう」
 トンチキ空間。明転した瞬間に広がる情報量の多さにおかしい~!っていうよりは混乱カオスを極めた笑いが起きました。かが屋からの絵面の差がすさまじすぎる
 これコント内容どう説明したらいいのかな…あれ耳かき屋なのか?中野阿佐ヶ谷あたりの薄暗い路地裏にある汚い耳かき屋みたいな(字面がひどすぎるなこれ)ところが舞台?で、中野さん演じるおじさん(汗だく妙なハゲ)が橋本さん演じる耳かき嬢(ツインテよれよれロリータ服)に膝枕で耳かきされながらいかに自分が“かわいそう”であるかを嬢に言わせる…っていう…ないよう…つたわる……?????ふつうにカップル設定だったらすみません いやもうツッコミどころそこではないんだけど とにかく情報量が多すぎる でもその多さがコントを喰わずネタとしてきちんと成り立っているのがめちゃくちゃすごいな、と思いました。すごかった… 橋本さんのロリ声かわいかった

中MC
 中MCはハナコ・秋山さんとかが屋・加賀さんのおふたりで、わー!ててて・・・みたいに舞台中央に出てきた姿が愛らしかった…「MCはぼくらふたりでつとめます!」がんばって……(エンドレスにこにこ…)お花ちゃんコンビだなと思って見てました。私はかわいい成人男性をすぐにお花ちゃんと呼びたがる性癖がある
 ここで今回のゲスト漫才師の紹介。一組ずつ紹介していく中で、秋山さんと加賀さんふたりが「コマンダンテさんのコント見たことある…?」という話題になり、客席に聞くも挙手ゼロ。舞台上にいるふたりも客席誰ひとりも見たことない姿ってすごすぎるな……
 秋山さんがランジャタイのコントに対して「見たことないし不安もつよいであろうランジャタイ」と仰ってたのがめちゃくちゃおもしろかった。ばっさりすぎる。
 紹介を終えてここからゲスト漫才師によるコント3本へ。「ぼくらも袖から見るのでたのしみですね!」と秋山さんと加賀さんがきゃっきゃっしてたのがどえらい愛らしかったので、おふたりはもうお花なんだろうなとおもいます(頭が悪いファンの発言)

 というわけでふたたびネタ感想という名の殴り書きメモです。コント内容のネタバレオチ回避配慮は全くしてません。ネタタイトルは毎度のごとく勝手につけています。

ストレッチーズ「停電」
 一人暮らしの高木さんの家が突如停電になり、懐中電灯片手にブレーカーをあげる…という導入。というか内容。停電した瞬間に響き渡るはサカナクションの『新宝島』。何が起きたのかほんとにわけがわからなかった す すとれっちーずのこんとってなんなんd・・・?????(バグ)
 高木さんの持つ懐中電灯の明かりが暗闇の中に差して、光が右往左往し一点を照らしたと思ったらそこにいたのは海パン姿の福島さん(??????)どういうお笑い?@千鳥
 この暗闇→照らすの展開が繰り返されていくわけですが、2回目のときに袖に消えていく福島さんの後ろ姿が若干見切れるという。これあえてなのかと思ったら違ったそうで(詳細は後述)。真っ暗闇と音楽と突如現れる海パンに頭混乱でしたけどおもしろかった…暗闇の中響き渡る笑い声 字面がこわい
 そして高木さんの声も舞台映えする声だなあとしみじみ。フランスピアノのなかがわさんとふたりだけで話しててほしい…そんな音源と動画がありましたらおしらせください…(他力本願)

コマンダンテ「通行人」
 今回のゲスト漫才師によるコントの中で一番“落ち着いたコント”を披露されておりました。落ち着いたコントってなんなのかよく分からないけどとにかくストレッチーズと後述のランジャタイがすごかったんだよ忙しさと絵面が すごいんだよ
 コントは石井さん扮するヤンキーが、自分の前を通り抜けていく安田さん扮する通行人に都度都度絡んでいく内容で、一定のテンション感がじわじわ笑いを起こさせるコントだな…と。石井さんのいちゃもんが温度感低いせいですごいおかしく聞こえてくる そしてどんな扮装していても似合う安田さん
 石井さんがしゃがみこんだ姿から立ち上がって安田さんと並ぶたびに、コマンダンテのおふたりめちゃくちゃ足長い背がたけえ…思って調べたらおふたりとも180cmオーバーなんですね。そら高い。

ランジャタイ「マツモトクラブ」
 ・タイトルがすべてを物語っているしもはやオチなんだけどこれ以外につけようがない
 ・コント内容はミニシアター
 この箇条書きがすべて過ぎてなにを書けばいいのかマジでわからない 見た人にはきっとわかるであろうこの感覚
 ちょっともうランジャタイのコントにつきましてはK-PRO公式ブログ(THE VERY BEST OF CONTE | 【お笑いライブ主催】K-PRO主催者雑記)と上の箇条書きでどうにか察してください ランジャタイのネタを文字化するのにどの言葉を用いればいいのかわたしにはわからないしこういうときどんなかおすればいいかわからないの…………マジで マジで

 ランジャタイの奇跡頓知気ミニシアターコント(もはやあれはコントという3文字でまとめられるものなのかがぜんぜん分からない)が明けて、中MCのおふたり(秋山さん加賀さん)とゲスト漫才師集合。袖で見ていた芸人さんたちも大混乱されたままの登場だったので、あのときの会場全体の空気の雑感すごかった。とっちらかりすぎている。もうみんなどこに意識の焦点合わせたらいいのか分からないような感じ。
 ひとまず一組ずつネタを振り返りつつ話していきましょう、という流れに。ストレッチーズはコントといえばあの停電ネタだそう。高木さん「普段新宿バティオス(今回の座・高円寺より小さい箱)でやってたんで、今回舞台広すぎて4LDKに一人暮らししてんのかなっていう」そしてこの広さのせいで照明上がるまでに捌けきれなくて海パン姿の福島さんが見切れてしまうという…あれあえてじゃなかったのか…
 コマンダンテは大阪時代にちょこちょこコントをやってたそうですが、もう今は漫才のみとのこと。今回披露したのは大阪時代のものだそう。やはり東京で見るのはめちゃくちゃレアだった。
 ストレッチーズもコマンダンテも普段漫才ではできないこと(衣装替えやSEなどなど)をやろう!と色々詰め込んだらしい。これが漫才の反動… ただ衣装替えに慣れてなさすぎて、コマンダンテ安田さんが前の衣装の帽子を被ったまま袖から出そうだったらしく、向かいの袖でその姿を見ていた加賀さんが直前で帽子に気付いてシュバッと帽子を取った安田さんの姿を再現されてました。すごい勢いだった。
 ランジャタイはやはり混乱。もうみんなどこから聞けばいいのかまず何に触れればいいのか分からない状態。ですよね・・・・・・ひとまずいろいろとランジャタイの裏話に。
 出だしのミスについて。本来はスクリーンにコンビ名が映し出されたあとの暗転中に板付き⇒明転のはずが、スクリーンが映し出されたときに袖から飛び出してすぐ引っ込んだランジャタイのふたり。これについてストレッチーズ高木さん「スタッフが『ランジャタイさん板付きお願いしま…っていない!?』ってなってた」スクリーンにでかでかと<<ランジャタイ>>と出てる左端にふたりの人影があったのめちゃくちゃおもしろかった…
 尺がいつものごとく長尺(ランジャタイ尺)だったのですが、あまりにも長すぎたのが場当たりのときにあの国崎さんが「バカクソなげえな」と仰っていたそう(かが屋加賀さん談)。さすがミニシアターコント……いやでもあの長尺で最初から最後まで笑わない時間がないのはほんとランジャタイすごいしこわいな…と思いました。

 漫才師3組のコントが披露されたところで、後半6組のネタへ。殴り書きメモですネタバレオチ回避配慮はしてませんタイトルは勝手につけてます(一息)

マツモトクラブ「見送り」
 あのランジャタイの後にコントをやるのはマツモトクラブさんほど適任者がいないだろうと思った。ランジャタイの余韻が漂いつつも、一気に自分の空気にしていくあの存在力はめちゃくちゃすごい…。
 コントは地元に戻るマツモトさんを友人(音声)が見送りにくる設定。熱い友情のやりとりなはずが、次第に友人の引き留めが妙なものになっていく…という流れだったんですが、この友人との何気ないやりとりが、終盤一気に違う意味と攻撃性を孕んで自分(マツモトさん)に返ってくるのがめちゃくちゃおもしろかったしめちゃくちゃ綺麗な伏線回収でした。もはや伏線を伏線と思わせない手腕。綿密な構成がすごかったです…そりゃランジャタイ伊藤さんも惚れる。もうしばらくランジャタイとマツモトクラブさんのセット感が強すぎる。

ルシファー吉岡「綿農家」
 「変態」という2文字で括っていいのかめちゃくちゃ考える。
 吉岡さん演じる綿農家のところに学生が見学に来て、その学生たちに自分の仕事を説明していく設定なのですが、まあそりゃふつうに説明して終わるわけなかろう。これはコントだぞ(だれに怒ってるのでしょうか)
 穏やかな表情と口調から放たれる変態性のある言動思考。あまりにも理路整然と話されるので妙に納得しそうになるんですがこれは納得したら捕まってしまいます。こわい。変態も突き詰めて情熱を持てばなぜかカッコよく見えてしまう。下着泥棒は犯罪です。
 ちなみにこのコントをNGKで披露したところ、「つかまれー!」というヤジが飛んできたそう。大阪強い。ルシファーさん「きょうはヤジなくてよかったです。笑」よかった。
 マツクラさんもルシファーさんもひとりしゃべりの技巧がすごいな、と思いました。派手な動きだけがその場を華やかにさせるわけじゃないんだなと思う。にちようチャップリンのコラボコントもめちゃくちゃ良かったですもんね……またコラボしてくれないかなあ

ジンカーズ「ことばあそび」
 タイトルつけるのめちゃくちゃ困難だった…(どなたか正式コント名知ってたらおしえてください…)
 どんなコントでしたか?と聞かれるとなんと言えばいいか分からないくらい不思議なコントでした。色で言うと薄いモノクロなかんじ…コントを色で言うってなに…(自分で言っといて…)ジンカーズ世界線だけなんだかぼんやりしているような感覚でした。はじめて味わったあの感覚
 個人的にはマンボーがおもしろかった。思わず数えてしまった。真顔で歌われるのは若干恐怖だった。

犬の心「スカウトマン」
 犬の心のコント見るの何気に初めてだ…と見て気付いた。どういうタイミングだ。
 いけやさん演じるキャバクラのスカウトマンが、なぜか男性である通行人の押見さんにしつこくスカウトかける設定。なんかもうめちゃくちゃ安定してるな…すごいな…とおもしろさと感動を味わっていました。あとふたりともめっちゃ声通る
 真面目に不愉快になっている押見さんに対して、真面目にちゃらけるいけやさんの構図がおもしろかったです…いけやさんのあの顔すごかった。絶妙に人をいらつかせる。すごい。
 オチもすごい良かったです。どれだけ盛り上がっててもオチの回収が弱いとね…なんともね…おもしろかったのにそこの印象が強くなっちゃってね…あるよね…いやほんと安定感がすごい。

うしろシティ「母」
 ぼくたちわたしたちは戦国鍋TVうしろシティ知った芸人です(アメトーーク)何度か生でうしろシティ見てますけどやっぱり戦国鍋の印象が強い。ほんとに関西人だと思ってた。「戦国鍋TVってなに?」な方がいらしたら検索してみてね。なんとなく歴史を学べる映像だよ。うしろシティはミュージックトゥナイトというコーナーのパーソナリティです。なぜか関西弁だよ。あれなんでだったんだろ
 金子さんは高校卒業後上京して休みで地元に帰ってきた息子さん役、阿諏訪さんはその帰ってきた息子を迎えに来る母役でした。この母がすごかった。頓知気(この日記頓知気使用率高いな)な恰好で袖から登場してきたものだから会場大爆笑。キャラが濃い。濃すぎる。でも母の強烈キャラをものともしない親子の会話のやりとりがめちゃくちゃ面白くて、もっと見てたいなあと思いました。キャラに喰われないコントって当たり前なようで難しいんじゃないかな、と。なんとなく。ネタの骨組みがしっかりしているからこそ、強烈キャラを乗せてもその印象だけで終わらせないコントになるのだな…と個人的に思っていました。うしろシティは松竹だよね、なんかこう なんかこう 松竹がんばってほしい。事務所がんばれ

ハナコ「デュエル」
 キングオブコント2019予選1回戦のこの日に開催されたコントライブ。このライブのトリがキングオブコント2018王者ってめちゃくちゃ良くないですか。私はすごい良かった。香盤順に意味を持たせていたのかは分からないけれど、ある対象とある対象を(無理くり)繋げて運命づかせるのが大好きなのでもう意味があると思わざるをえない。私はそういう性癖なので…生きている癖なので………
 岡部さんと菊田さんが公園でデュエルをしていて、そこに秋山さんが通りかかる。めちゃくちゃ濃い戦いなのに秋山さんしか見てないっていう。(笑う)岡部さんもんのすごく熱入ってるな…と思っていたら次第に岡部さんが笑いを抑えきれなくなってしまい、つられて菊田さんも笑ってしまい、それを見て会場も笑うという。なんだこの平和空間 笑いの絶対正義感すごい
 これエンディングで言及されていたのですが、岡部さんはこのコントがめちゃくちゃお好きとのことで、好きすぎてうれしくて思わず笑いがこぼれてしまったそう。なんだ…なんだその理由…良すぎる………
 オチもえっ?わー!みたいな感じで(語彙)、王者の貫禄ここに在り、のようなコントライブの締めでした。かっこよかったな…かっこよかった。

エンディング
 エンディングMCはフランスピアノ。香盤トップが最後をまとめるのいいですね。
 あまり時間がなかったのかな?出演者陣が全員舞台にきたらすぐに告知がある人―?に。ここでGパンパンダが出てくる。
 一平さんがご自身がツイッター上でやられている「なぞっぺー」をやっているのでよろしくお願いします、の告知をされていたのですが急に泣き出してしまう(!!!)。うまく告知できなくていっぱいいっぱいになってしまったそう…なんだ…ピュア…努力…
 混乱した中でかが屋の加賀さんがいち早く一平さんに駆け寄ったと思ったら、一平さんに腕を差し出す。一平さん噛む。噛まれながら噛みながら加賀さん一平さん後ろに移動。最後ふたりでにこにこ。という4コマが繰り広げられました。世界一ピースフルな4コマだったので私はもう泣いてしまいそうでした。だれかすぐにあのふたりを保護してくれ(号泣)(号泣)(号泣)
 ふたりが後ろに下がったら岡部さんが天空龍(コント時に使用していたバトルカード)を召喚してくれて(?)、一平さんがスライディングでそれを取りに行くという流れで一平さん泣き出し事件は落ち着いた と思ったものの、そのあと完売したライブの告知をしてしまったランジャタイ国崎さんが泣き出し⇒岡部さん再び天空龍召喚するも失敗し泣き出す という軽い成人男性号泣連鎖(ただの地獄絵図)が繰り広げられたわけですが、まあ全部おもしろかったのでオッケーです(^_-)-☆ 思わず自分の中で取り決めていた“ブログでは顔文字を使わない”というルールを破ってしまうぐらいにまとめが難しかったエンディングトーク
 フランスピアノのおふたりおつかれさまです…(ほんとうに…)

 投票制のライブ以外は基本メモ取らないんですが、今回簡単にでも取っていたら取ってないときより記憶が引き出されたのでこれからもメモろう…と思った。周囲の方にね、うるさくない程度に。たのしい時間は自分だけじゃなく会場全体で味わおう。どれだけ舞台がよくても自分の座る周囲が地獄ならもうそれは地獄。楽しい記憶は楽しいものとして帰りたいよね…

 多種多様なコントを一度にたくさん見ることが出来て、しかも漫才師によるレアコントも見られるというなんとも贅沢な時間でした。メンタルバチクソゴリゴリ落下OLにとって救いのようなライブ。ありがとう良い夜でした。しごとがんばろうな…

(タイトルの短歌はGパンパンダのコントをモチーフにしたもの。ユミさんが実際にキングオブコント決勝の観覧に行ったときを想像して)