7/27 1公演で2公演やるライブ@下北沢シアターミネルヴァ

2019年7月27日(土)「1公演で2公演やるライブ」@下北沢シアターミネルヴァ
【出演】ママタルト/かが屋/ヒコロヒー/パンプキンポテトフライ/なかよしビクトリーズ

 シャララのファミコン宇宙人を一緒に見た後輩と駅前でお別れしてミネルヴァへ。開場時間を待っていたらかが屋のふたりがライブ会場の2階(控室かな?)から出てきては戻り出てきては戻りを繰り返していたので、なんだか巣穴から出入りしているハムスターみたいだな…と思ってぼんやり見ていました。同世代の成人男性をハムスター扱いってなかなか…どうなんだ…と思ったけど、花の女子高生だった当時の自分は「升野さん(バカリズム)と日村さん(バナナマン)と三村さん(さまぁ~ず)は妖精トリオだから…国宝…」と愛でていたのであんまり変わらなかったですね。私はワーキャーファンなので……
 ワーキャーファン、言葉の発端となった(なってしまった、がいいのかな)うどんさんの伝えたいことは、ご本人の考えている通りの意味で捉えるのが難しかったのだけれど、「ワーキャーファン」って単語だけ切り取るとあーーーー自分だ!これ!と思えたので自分を称するのにめちゃくちゃ楽になりました。顔ファンって言うとなんか違うし、純粋にネタ“だけ”好きっていうのもなんか違うしな…と思っていたので というかまず純粋にってなんだ(自分で言っておいて)
 前置きおしまい。

 オープニングトークはなかよしビクトリーズのおふたり。「このライブ来たことがある方」と聞いて手を挙げたお客さんはちらほら。岡田さんによると「このライブは一蘭(ラーメン屋)と同じですからね 一度は来るけどリピーターがすくない…」とのこと。一蘭てそういう立ち位置なのか…
 今日はかが屋が出るので、加賀さんも参加されている岡田軍団の話に。そもそも軍団は岡田さんではなく加賀さんが主導でつくられたそう。軍団は岡田さん・加賀さんの他に、四千頭身・後藤さんとchelmico・鈴木さんの4人で構成されていて、7月21日はそれぞれすごいことになっていたとのこと。(加賀さんはお蔵入りワイドナショー、後藤さんはABCグランプリ決勝、鈴木さんはフェスステージ、岡田さんは『岡田の家』というご自宅のトークライブを開催。ちなみにお客さんはひとり。お見合いだろうか)ちなみに現在岡田さんは22才男子大学生に密着されているそうです。(謎展開)岡田さん自身もなんで自分なんだ??と戸惑われていた。

 1公演目の香盤は以下の通り。(タイトルはかが屋以外勝手につけてます)
  ・なかよしビクトリーズ「ひったくり」漫才
  ・パンプキンポテトフライ「タイプの子とデート」漫才
  ・ママタルト「保育士」漫才
  ・ヒコロヒー「人相学」コント
  ・かが屋「駆け込み乗車」コント

 ママタルトの漫才がとんでもなくおもしろかった…。「こどもはシールもらうとスパークするからね」がめちゃくちゃおもしろワードでしばらくツボっていた。シールスパーク…(わかる…)なんで小さい時って異常にシール好きだったんだろう。シール帳とかシールブックとかスーパーですごいねだってた…。
 かが屋は「ネタパレで見たことあるやつ!」という感動。入りの賀屋さんスライディング転び具合がはんぱなくてちょっとびびるなど(最前で見てたからインパクトが大きかった)。
 賀屋さんが取り出したイヤホンの絡まりをほどこうとする⇒ぜんぜんほどけない⇒イライラして地面に投げつける、っていう流れがあったのですが、その流れを見ている加賀さんがツボに入った?感じで笑いを噛み殺そうとして、抱えたリュックを開けてそこに顔俯かせて肩震わせてたのがなんかよかった…相方の動きに発言にツボってしまう芸人の姿があまりにも好きすぎるのでありがとうございます!!!!な気持ち。この瞬間だけおもしろくて笑うというよりうれしくてニヨニヨしていた(私が)。

 ネタが終わってトークコーナーへ。トークテーマは「夏の思い出」。挙手制にしたら誰も手を挙げない後ずさりする。ぜんぜんがっつかないい。仕方なくトークMCの岡田さんから話し出すものの、だれも相槌とかしないものだからすごい妙な空気になってて岡田さんかわいそうだった…(なんというおもしろい空間…)
 続いて加賀さんからDVでお馴染み(?)のお父さんとの話に。
 珍しくパトカーが走っていてどうしたんだろう?と思ったら後部座席にお父さんがいたとのこと。父が連行されていて加賀少年びっくり。捕まった理由が「嫁(加賀母)が浮気した夢を見て、嫉妬にかられてどこへも行けないように車を破壊していたところをご近所さんに通報された」からだそう。情報が多すぎて追いつけないね(えがお)このエピソードに対して賀屋さんが「メンヘラパパだね」と言ってたのがコンビ微笑ましかった(?)かが屋ほほえましい。加賀さんは「アル中パパかな」って笑って返してました。お酒は適量。(自戒)
 あとDVがすごくて裁判所から一定距離の接触を禁止にされていたお父さんが、加賀さんとお母さんの住む家に来たエピソードもすごかった。こっちのエピソードに対しては半分ぐらいの客が引いてて加賀さんが「あれ????」ってぽかん…としてたのがなんとも印象的だった。
 そのエピソードっていうのが、家のチャイムが鳴ってお母さんが出ようとしたところ、何か嫌な予感がした当時中学生の加賀さんが(お母さんを守らなきゃ…!)と思って「俺が出るよ」と言い扉を開けたところお父さんがいて、額に銃を突き付けられたというエピソードでした。これ打っててほんとに平成のリアルエピソードなのか?って首捻ってるんですけどまあリアルエピソードだったと私のメモに書いてあるのでほんとうだと思います(自問自答)。そのとき加賀さんは(あ、死んだ)と思ったそうなのですが、その銃はモデルガンだったらしくお父さんは「ええやろ、これ見せたかったんじゃ」(加賀談)とのことでした。「裁判所からの令を破ってまで来たのがその理由って、ね~!」(加賀)当時中学生の加賀くんにとびきりしあわせになってもらいたい……

 エンディングはママタルト・粕谷さんのカラオケ(?)でさよならとなりました。ホワイトベリーの『夏祭り』をスマホに表示された歌詞を見ながらセンターで歌う粕谷さん を周りで遠巻きに見守る出演者の図…こんなエンディング見たことない…

 2公演目のオープニングもなかよしビクトリーズのおふたりが担当。挨拶もそこそこにすぐにネタへ。
 香盤は以下の通り。(タイトルはかが屋以外勝手につけてます)
  ・なかよしビクトリーズ「無題」漫才(タイトルの付け所がわからなかった…)
  ・パンプキンポテトフライ「好きな子の順位」漫才
  ・ママタルト「カーチェイス」漫才
  ・ヒコロヒー「生徒からの相談」コント
  ・かが屋「収録風景」コント

 ヒコロヒーさん演じる体育教師が女子生徒から相談をいつも受けているけれど…な導入コント。おもしろかった。女生徒からの恋愛相談に経験不足ゆえ答えられなくてウッヌ…みたいになってる姿がもう…たまらん。「先生の恋愛偏差値はちょっとできるゴリラぐらいだから」っていうセリフがめちゃくちゃおもしろかったです。ちょっとできるゴリラぐらいの恋愛偏差値ってなに…

 かが屋の「収録風景」、ずっと見たかったコントだったのでほんとうれしかった~~~!加賀さん演じるベテラン声優と賀屋さん演じる若手声優のやりとりで、以前加賀さんに「キャラが好きだと思うご自身のコントはなんですか」と伺った際このコントを挙げてたので、ずっとずっと生で見てみたかったコントでした…うれしすぎて明転してすぐ目見開いた
 クセ強キャラが全力で賀屋さんと対峙していてほんとおもしろかった…。声優の収録現場なんて目の当たりにしたことないのに、たぶんこういう人がこういうこと言ってるだろうなってすごく想像がついた。そしてそれがなんかおかしい。賀屋さんの戸惑い具合も“若手声優”感があって良かったです。そしてこっちのコントでは賀屋さんがふつうに笑っててひえ~~~~(かわいいよう)ってなった…だいぶこのライブはふたりともリラックスしてたのかなあ。コント中に素に戻る瞬間が折々見えたのがレアでイェーイってなりました。
 
 2公演目のトークテーマは「腹立つ話」。トップバッターはなかよしビクトリーズ・下村さんから相方・岡田さんへの怒りの話でした。
 珍しくコンビで飲みに行ったおふたり。そこで岡田さんがマティーニばっかりずっと飲みながらひたすら岡田軍団の自慢話をしていたとのこと。「相方だから特別だぞ」と岡田軍団のグループLINEを見せられる。「べつに俺は見たいって言ってない」(下村)岡田さんめちゃくちゃ酔ってて大変だったそう。
 この飲んでるときに岡田さん(べろべろ酔っ払い)が軍団のグループLINEにトーク打ち込んでて、あれよあれよと「愛ってなに?」っていう話題で加賀さんに電話するという流れがあったそう。ここの詳細わすれてしまったんだけどめちゃくちゃ長電話だったらしい…愛とは……

 続いて賀屋さん。中学時代にいじめてきた女子グループ(3人組)から最近テレビに出るようになったせいか「東京遊び行くとき案内してよ~」などの連絡がきていて、その手のひら返しになんなんだとお怒りのこと。ちなみにその女子グループの中には好きな子がいたらしい。つらい。周りから「じゃあその連絡無視したり言い返したんだ?」と聞かれたら「こっちきたら会おうってかえしました…」とのことで客席も含めてなんで??????の空気に。賀屋さん曰く「だってかわいいんですよ(いじめ側の好きな子)」辛い記憶より中学生男子の賀屋さんが勝った瞬間であった。
 ちなみにいじめ内容は「サツマカワRPGの“プレイヤーチェンジ”のようにいじめ側の女子が代わる代わる中央のカメラに向かって賀屋さんの悪口を言う」形式。なのではじめてプレイヤーチェンジを見た賀屋さんは(いじめのやつ…!)ってなって初見笑えなかったそう。そりゃ笑えないしなんという残酷なデジャヴ…。好きな子はアキトさんの立ち位置だったそうです。(賀屋トリビア

 こんな流れで2公演目終了。エンディングは1公演目と同じく粕谷さんのカラオケでお別れ。曲は山Pカヴァー版の『サマーヌード』でした。歌詞見ないで歌えと言われておぼろげに歌う粕谷さん。おぼろげなので同じ歌詞を繰り返す。真心ブラザーズもびっくりだ…(カヴァー元)。

 かが屋の見たかったコントも見られて、軍団長がいるからゆえに見られた加賀さんの姿とかもあってたのしかった~~~そして1公演目で個人的にびっくりうれしいことがあったので良き日でしたねほんとに(にこにこにこ)。たのしくてうれしいので気分が大変良かったので、まっすぐ帰らずに新宿に向かって飲んで帰りました。飲みもたいへん良い時間だった。この日に23区の女たちの取材受けてたら「200点満点です!」って答えてたな間違いなく。それぐらい良い日でした。